外資系コンサルティングファームへの転職を考える際に、各ファームの評判は非常に気になりますよね。
今回は私も経験している総合系コンサルティングファームのBig4とアクセンチュアに関する評判を書いていきます。
MBBと言われるような戦略系については、こちらの記事では言及しません。
口コミサイト等もありますが、ここからは私が直接聞いた内容がメインに書いていきます。
あくまで一個人のブログに書いてある内容として、読んでいただければと思います。
筆者(私)自身が2019年10月でコンサルティング業界から転職しています。
情報の鮮度という意味では、今後落ちていくと思いますが、あくまで参考情報としてとらえてください。
最新の情報は、ご自身で直接OB訪問や中の人に聞いてみることをおすすめします。
私が思うイメージ順は以下の通りです。
これは、年収や社内の雰囲気、業績など踏まえて評価をしています。
★★★★☆ | デロイト トーマツ コンサルティング |
---|---|
★★★☆☆ | PwCコンサルティング |
★★☆☆☆ | KPMGコンサルティング |
★★☆☆☆ | EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング |
★☆☆☆☆ | アクセンチュア |
Contents
【デロイトトーマツコンサルティング】 年収も高く、安定している
Big4の中では、圧倒的な地位を確立しています。
年収レンジも、他のBig4のファームの同じ役職と比較しても1.1~1.2倍ぐらい高いです。(100万~150万程度の開き)
また、Up or Outの風潮はなく、安定して働くことができます。
これはパフォーマンスが出せなくても良いという意味ではありません。
当然、役職に見合ったパフォーマンスを求められることは、言うまでもありません。
コンサルタントの育成にも力を入れています。
経験の少ないコンサルタント(未経験の第二新卒など)は人材プールに入れられ、様々なプロジェクトにアサインされ、自分に合った専門性を身に付けるチャンスが多いです。
総合系コンサルティングファームは、IT系の案件が多くなってきていますが、デロイトはピュアなビジネスコンサルティング案件が多いと言われています。
これにより、仮説思考型のピュアなコンサルタントとしてのスキルを身に付けることができることも魅力の一つです。
【PwCコンサルティング】 業績の伸び率が高く、育成にも注力している
2番目におすすめなのが、PwCです。
PwCはここ3年ぐらいの業績の伸び率が高く、それに伴い、採用も活発に行っています。
PwCでもUp or Outの風潮は、あまりありません。
当然、こちらも役職に見合ったパフォーマンスが出せていない場合は、職場に居づらくなってきます。
年収は、デロイトと比較すると劣りますが、Big4の中では比較的高いレンジにあります。
社内の人も比較的温厚な方が多く、女性の活躍も目立ちます。
育休から復帰される方や、男性の育休取得の事例も多いです。
多様な働き方が推奨されているイメージです。
【KPMGコンサルティング】 少数精鋭だが他ファームからの流れ込みが多い
3番目はKPMGコンサルティングです。
ここは他のBig4のファームに比べて、従業員の数が少ない(900人弱)です。
個人の裁量が大きいという言い方もできますが、それだけ業務量が多いということにもなります。
また、人数が少ないため、採用も行っており、他のファームからの横滑り転職が多いです。
その時に、役職を1段階上げて(コンサルタント→シニアコンサルタントなど)転職する事例が多くあります。
そのため、元のファームで昇進できなかったコンサルタントがKPMGに転職する際に、タイトルを上げて転職しているケースもあり、コンサルタントの質が気になるところです。
役職については、年収との関係が深いため、年収を維持もしくは上げるように交渉する上で、必然的に役職を上げて採用せざるを得ないということです。
つまりは、デロイトやPwCからの横滑りが多いということを暗に示す結果になっています。
【EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング】 人柄が微妙
4番目は、EYです。
正直、EYは良い評判を聞いたことがありません。
数人、EYから同じコンサルティング業界に転職した人から話を聞きましたが、総じて業務時間が長く、先輩社員たちの人柄が良くないと言っていました。
平日でも業務時間が、夜中12時を超えることが当たり前で、終電まで働くことが常態化していると言っていました。
某学生向けの外資系就活サイトには、穏やかな社風や、品が良いと書いていますが、実態は異なると思った方が良いでしょう。
少なくとも5人の転職者から話を聞いて、5人ともがほぼ同じ観点で話していたのが印象的でした。
【アクセンチュア】 使い捨て要員が多い
以前は、かなり華やかなイメージでしたが、今はIT系の大規模案件を受注してそこにコンサルタントを流し込むことが実態なようです。
これも最近(2018年11月時点)で、アクセンチュアから転職してきたマネージャークラスの方から聞いた話です。
コンサルタントを育成するなどという観点はなく、大規模の案件にリソースを突っ込んで、使い倒して潰れたら次のコンサルタントを探して、アサインしている状態とのことでした。
特にアクセンチュアは、システムの設計、構築までも一元的に請け負うことがあるので、戦略や要件定義のレイヤではなく、もう少し下流のフェーズでの話かもしれません。
私が話を聞いた方も仰っていましたが、今行くべきファームではないと思います。
行くならデロイトかPwCの2択で間違いない
かなり主観まじりの評判を書きましたが、総合系コンサルティングファームに転職を考えている場合は、デロイトかPwCに行くことをおすすめします。
- 高い年収で、コンサルスキルを磨きたい方はデロイト
- ワークライフバランスも考えて、自分に合わせた成長をしたい方はPwC
これでほぼ間違いないと思います。
主観たっぷりですが、業界にいるコンサルタントの肌感覚ですので、信憑性は高いと思います。
Big4を目指す場合の転職エージェントを厳選
転職エージェントにも、業界によって得意・不得意があります。
コンサルタントになるときに利用するエージェントは、「質」にこだわることをおすすめします。
「質」というのは、外資系のコンサルタントを相手にできるようなエージェントを選ぶということです。
転職エージェントも非常に数が多く、自身が転職を経験していない方や、コンサルティング業界に全く精通していない方、自分よりも社会人経験が少ない方など様々です。
正直、自分よりも経験年数が少なかったり、企業とのリレーションが構築できていなさそうなエージェントと転職活動を進めても、自分の思い描く結果にはつながりません。
また、転職エージェントの会社自体にも特色があり、ハイエンドの求人を扱っているところと話をすることをおすすめします。
今回、私も転職を活動として非常に対応が良かった転職エージェントをご紹介します。
最終的に内定を取れたところ以外にも、初回の面談の対応や求人情報の提供数、扱っている求人の傾向なども鑑みて、総合的におすすめするエージェントを選びました。
リクルートエージェント
ハイエンド型求人数 | ★★★★☆ |
レスの早さ | ★★★★★ |
相談力 | ★★★★★ |
サポート体制 | ★★★★★ |
公式サイト:https://www.r-agent.com/
最も有名と言っても過言ではない転職エージェントサービスです。
取り扱っている求人も非常に豊富で、もちろんハイエンド向けの求人もあります。
登録する際に、現状の年収や企業名を入れることで、ハイエンド向けの求人を扱っているエージェントが担当してくれやすくなります。
リクルート側にとっても、コンサルタントの転職候補者は、高年収で転職が決まる可能性が高いため、能力の高いエージェントを担当として付けてくれる可能性が高いです。
私を担当してくれた担当者も15年以上の経験を持つベテランでした。
初回の面談も非常に細やかな対応でした。
こちらの要望やキャリアプラン、家庭状況まで詳しくヒアリング頂いた上で、複数のキャリアプランに沿った求人を提案してくれました。
ランスタッド(randstad)
ハイエンド型求人数 | ★★★★★ |
レスの早さ | ★★★☆☆ |
相談力 | ★★★☆☆ |
サポート体制 | ★★★☆☆ |
公式サイト:https://www.randstad.co.jp/
ハイエンドの求人しか取り扱っていない転職エージェントです。
公式サイトを見て頂ければわかると思いますが、取り扱い求人が、日本の有名企業や外資系企業ばかりです。
年収800万~1000万以上の転職を目指す人は、登録しておいて損はしません。
ただ転職エージェントのサポートは、他と比べると薄いと感じざるを得ません。
ある程度、転職活動に慣れていて、あまり転職エージェントに依存せず、年収の高い求人情報を求めて登録するには有効です。
転職エージェントに依存しないというのは、自分である程度、面接対策や企業研究などができるという意味です。
他の大手の転職エージェントは、面接対策などのサポートもしてくれるところが多いので、そこと比較すると少し物足りなさを感じるかもしれません。
高年収の求人情報は手に入りますので、他のエージェントと併用する場合も、登録自体はしておくことをおすすめします。
パソナキャリア
ハイエンド型求人数 | ★★★☆☆ |
レスの早さ | ★★★★★ |
相談力 | ★★★★☆ |
サポート体制 | ★★★★★ |
公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
サービスの質は非常に高いです。
エージェントの方々は非常に丁寧な対応をしてくれますし、職務経歴書のレビューや面接対策といったサポートも充実しています。
求人情報の母数が、他のエージェントと比較して少ないので、結果的に元々母数の少ないハイエンド向けの求人の取り扱い数も少なくなります。
自身の職務経歴書(レジュメ)や面接対策を改めて、プロの目で確認してもらいたい場合は、非常に有効です。
もちろん、ハイエンド向けの求人も取り扱っているので、他のエージェントとの併用もおすすめです。
他と比較するとパソナキャリアのエージェントの丁寧さが際立ってしまうかもしれません。
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。