就活生や転職を考えている方からも、いまだに人気あるのが外資系のコンサルティングファームですね。
私は運良く外資系コンサルティングファームに転職しました。
はい、結構こういう声って聞きますよね。
実際に現場で働いていた経験がある私が実態を暴露します。
別にコンサル業界に来てほしいわけではないので、本当のことを書きますねw
ばれて怒られたら消しますw
Contents
やっぱりコンサルって激務なの?
結論からいうと、アサインされるプロジェクトによります。
要するに入ってみないと分かりません。
コンサルタントに関する記事は激務だ、激務だと書かれていることが多いですが、本当に激務なのは一部です。
どこの会社にも、スケジュールが大幅に遅延していたり、明らかに無理な納期で受注した案件などに携わっている人は総じて「激務」だと思います。
コンサルタントも同じです。
プロジェクトがスケジュール通りに進んでおり、クライアントと約束した成果が出せていれば、午前中で仕事を終えて帰ったり、逆に午後から出社したり、家で作業したりとかなり柔軟に働くことができます。
ただ、ひとたび炎上すると徹夜やそれに近しい状態が1~2週間続くこともあります。
こうなると体力的にも精神的にもかなり疲弊します…。
労働時間は長い傾向にある
プロジェクトによるとは言ってもコンサルタントの労働時間は、一般的な事業会社の会社員に比べて長くなります。
その理由は3つあります。1つずつ見ていきましょう。
裁量労働制もしくは、見なし残業代を含めた給与体系となっている
どこのコンサルティングファームもコアタイムは決まっていて、8時半頃~18時頃までの間で設定されていることが多いです。
また、給与体系が、裁量労働制もしくは、見なし残業代を含めた形になっているところも多いので、「残業」という概念があまりなく、自信の成果物を提示するまで働きますので、結果的に労働時間が長くなっている場合が多いです。
クライアントの就業時間後に作業をせざるを得ない
クライアントは一般的に9時~17時で就業しており、当たり前ですが、クライアントととの打合せは、クライアントの就業時間内に行われます。
この打合せで挙がったクライアントからのコメントや要望を即座に成果物に反映し、提出することが求められますので、クライアントの就業時間が終わった後にコンサルタントが業務をすることも多いため、労働時間が長くなります。
コンサル業務以外に社内の業務がある
クライアントへのコンサルティング業務以外にも、自社業務というものが存在します。
それは、ファームのブランド価値を高めるための調査レポートの作成や、イベントの企画、雑誌への寄稿、採用活動、営業活動などがあります。
通常、クライアントへのコンサルティング業務に100%の稼働を割いて対応しているため、自社業務は、さらにプラスで稼働を割いて(労働時間を延ばして)対応する必要があります。
マネージャーのマネジメント能力にかなり依存する
これも、どのマネージャーが担当するプロジェクトにアサインされるか次第です。
クライアントと成果の期待値と期日のバランスを握るのが非常にうまく、部下の稼働を70~80%程度で調整してくれる優秀なマネージャーの下に付くと、かなり仕事がしやすいです。
計画的にマネージャーへのレビューを実施することができ、マネージャーからすると、求める品質の成果物がいつ、どの品質で出来上がるかも把握できるため、チームとしても満足度が上がります。
そうするとチームとして余裕が生まれますので、不明点は聞くことができますし、早く仕事を終わらすことができれば、休暇を取ったり、自己研鑽に時間を割くこともできます。
へたくそなマネージャーの下に付くともうそれだけで詰みます。
クライアントの期待値の確認もできておらず、自分の価値観だけで資料の品質を判断し、打合せの直前に資料のレビューが返ってきて、クライアントへのプレゼンも質の悪いものになり、スケジュールが遅延し、炎上、残業地獄が始まります…。
おわりに。
いかがでしたでしょうか。
一般的に激務と言われている現場のコンサルタントの詳細をお話できたと思います。
もし、外資系コンサルティングファームに転職したいと考えられている場合は、業界研究のために以下の本を一読されることをお勧めします。(私も転職する際に読みました。)
また、これ以上に詳しい話が聞きたいということであれば、TwitterでDMを頂ければ回答できる範囲で回答させていただきます。