コンサル全般

外資系コンサルティングファームに転職して失敗するケースとは?

外資系コンサルティングファームへの転職を希望する人は多いと思いますが、みんながみんな転職後にうまく仕事をこなせているかというと、そんなことはありません。

私もかなり苦労しました。その後、私は復活しているので、うまく仕事をこなせている部類に入っていると思います。

私自身の経験と、ファームの中から見た失敗している人をケーススタディとして書いていきます。

転職後、失敗していると思う人は3種類います。

  • コンサル脳へ切り替えができていない人
  • スキルに見合わない年収でサインして入社した人
  • 年下の上司を受け入れることができない人

これらの人を例に詳しく見ていきましょう。

コンサル脳への切り替えができない

私もこれに該当しました。
端的に言うと、ベンダー脳からコンサル脳に切り替えができないとかなり苦労します。
これに関しては、年齢は関係なく、まずは気付くかどうかの問題です。
多くの人が、コンサルティングファーム以外(主に事業会社)から転職してきます。
事業会社(ベンダー)にいると、仕事は、顧客や社内、上司から言われたことやるのが正解というように、染み付いています。
これは事業会社にいると当然のことで、むしろ、言われたことを正確に理解し、作業を進めることができる人は優秀であると言われます。
しかし、コンサルタントは、顧客から言われたこと(要求されたこと)に対し、時には違う言い、自分の考えを提示することが求められます。
「〇〇の情報を集めてください。」と言われたときに、ベンダー脳では、その情報を集めてきて、まとめて提示します。
コンサルタントは、まとめることは当然として、その情報が顧客にとって、優良なものか、どの点が優良か、何に活かすことができるのか、または、〇〇は実は全然役に立たなくて、△△の方が顧客には適しているのか、までをまとめて情報を提示する必要があります。
いわゆる「so what ?」に対する答えを持っているかどうか、がコンサル脳に切り替えができているかどうかの基準です。
情報を集めただけで、はいどうぞ、だと「で?」って言われます。
コンサル脳に切り替わっていない人は、こんなに必死で調べてまとめたのに「で?」って何?!となって状況が理解できません。
世の中に出ている情報をまとめただけでは、その情報以上の価値がなく、それはわざわざ高額なコンサルタントに頼まなくても新入社員でもできる仕事です。
まとめた情報に、コンサルタントとしての今までの経験や、顧客の背景情報等を組み合わせることで、顧客にとっての示唆を示すことがコンサルタントがその仕事をする付加価値になります。
それに気づけないと、コンサルタントとしてのバリューが出せずに失敗します。

スキルに見合わない年収でサインする

これは私の知人の話です。
入社前の評判では、そうそうスキルの高い人材が確保できたとのことで社内で噂になっているほどでした。
コンサルタント未経験にも関わらず、マネージャーの一歩手前のタイトルで入社してきました。
しかし、前評判とは裏腹に、実際に業務に入ると全くコンサルティングワークができずに、悪い噂も一気に広まりました。
アウトプットも、ネットの情報のコピペ程度のレベルだと、耳に挟みました…。
前から知っていることもあって、少し話を聞いてみましたが、求められていることが分からず、アウトプットを出しても上司に全く理解してもらえずに、苦しんでいるとのことでした。
最終的には、精神的にかなり追い込まれていたようで、上司に泣きながら「もう無理です…」と訴えたようです。
コンサル業務を全く知らず、経験せずに800万、900万の年収に釣られてサインする人が多いです。
もともと提示されていたならまだしも、他社からの提示金額を引き合いに出して、年収を吊り上げてから入社した場合は、目も当てられません。
コンサルティング業界に転職するということは、もちろん高い年収をもらうことを目的にしている人も多いと思いますが、まずは、自分を客観的に見て、その年収をもらうだけのスキルがあるかどうかを見極める必要があります。

年下の上司を受け入れることができない

これは、ある程度、経験を積んでからコンサルティング業界に転職した人の場合です。
事業会社の場合、まだまだ年功序列で役職が上がっていくことが多いので、自分より年下の管理職や、上の役職をもっている場合は、比較的少ないです。
しかし、コンサルティングファームの場合は、早ければ20代でもマネージャー(管理職)になるケースがあり、30代前半で転職したとしても、自分のより年下の上司のもとで仕事をすることは珍しくありません。
事業会社の経歴が長いと、どうしてもこの現実を受け入れることができない人がある一定数存在します。
しかも、コンサルティングファームへ転職してくる人は事業会社でエース級として扱われていた人も多いので、いきなり年下に、自分が作ったアウトプットを批評されることに抵抗を感じてしまうのです。
上でも説明している通り、コンサルで使うスキルは、事業会社で使ってきた脳やスキルと全く違うので、年下でもコンサル経験が長い人には、いくら事業会社で経験を積んでいても太刀打ちすることはできません。
やはり、ここでも客観的に自分の現状のスキルを把握し、足りない部分は年下からでも吸収するぐらいのマインドがないと、コンサルタントとしては失敗してしまいます。

まとめ

今回は、コンサルタントへの転職で失敗する例を3つ挙げて説明しました。
これらの3つの例のようになってしまわないようにするには、以下のポイントに注意するのが良いと思います。

  • まずコンサルとは全く別の業種であることに気づく
  • 客観的に自分のスキルを把握する
  • 年齢に関係なく、誰からでも吸収(学ぶ)するマインドを持つ

以上です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。