コンサルに転職を考えている人にとって、コンサルになるために知識を得ようとしても、どんな本を読めば良いか分かりません。
世の中にはいろんなスキルやノウハウ本があるので、どれが良い本なのかも分かりません。
そこで、実際に外資系コンサルティングファームに転職した私が、コンサルに転職する前に読んだ本を紹介します。
もちろんこれ以外にも良書はありますが、時間をかけても意味がないので、最低限必要な3つに絞りました。
最低限、この3冊を読んでおけば、コンサルティング業務とは何かを理解し、面接に必要な知識を身に付けることができます。
(知識は身に付けてから、スキルにするには練習が必要なので、そこは各自で実施してくださいね。)
Contents
まずはコンサルティング業界と業務内容を知ろう
外資系コンサルティングファームに転職しようとした場合、まずはコンサルティング業界がどのような構造になっていて、どんなファーム(会社)があるのかを理解する必要があります。
さらに、コンサルティング業務とは、どのような内容なのかを具体的に知る必要があります。
これらを1冊にまとめて説明してくれているのが、『この1冊ですべてわかる コンサルティングの基本』です。
戦略系、総合系、IT系などコンサルティング業界におけるファームの分類から、それぞれの系統ごとの業務内容、各ファームがどの系統に分類されているかなどが網羅的に説明されています。
さらには、外資系コンサルティングファームが求める人物像や、面接で問われる内容までも書いてあります。
この本を書いているには、神川 貴実彦さんという方で、コンサルティングファームへの転職をメインとした転職エージェント会社ムービンの代表です。
この方自身ももともとはボストンコンサルティンググループで戦略コンサルタントとして活躍されており、自身のコンサルタントの経験と、転職エージェントとしての両方の面から、コンサルタントとして転職するための知識を書いてくれているので、非常に説得力があります。
外資系コンサルティングファームへの転職を考えている方は、ぜひ1度読んでおいて損はないと思います。
ビジネスマンとして最低限の論理的思考力を身に付けよう
ビジネスマンとして仕事をする上でも、転職の面接の際でも相手からの質問に論理的に答えることができるかどうかは最低限のスキルです。
これがないとそもそも仕事をする中で、人とコミュニケーションが取れませんし、業績を上げることは、ほぼ無理と言ってよいと思います。
コンサルタントは、常に人を動かす、調整する仕事ですし、そのためには相手に納得してもらう論理的な説明が必要です。
その最低限の知識を教えてくれるのが、『ロジカル・シンキング』です。
もうこれは、名著中の名著で、論理的思考力を身に付けようと思ったらまず手に取る本です。
新卒でコンサルティングファームに入社した新入社員への教科書として使われることでも有名です。
この本の著者は2名の女性ですが、お二人ともマッキンゼーの出身です。
戦略系コンサルティングファームの最高峰のファーム出身の著者が、最も基本となるロジカルシンキングの教科書を書いています。
このことからも論理的思考(ロジカルシンキング)が、重要であることが分かります。
また、内容が非常に分かりやすいので、ふと立ち返って読み直すことができる本です。
コンサルタントに必要と言われている地頭とは何かを理解する
良くコンサルタントには地頭力が必要と言われています。
地頭が良いとか、地頭力を付けようとか良く言われていますが、結局のところ「地頭」とは何か、「地頭力がある」とはどういうことかを理解することができないと、自分の地頭力を鍛えることはできません。
それを解説してくれるのが『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』です。
コンサルティングファームへの転職を考える際に、「フェルミ推定」や「ケース問題」という言葉に出会うと思います。
この本は、もちろん、それらの対策の基本となる知識を与えてくれます。
しかし、それ以前に、コンサルタントとして求められる問題解決能力とは、具体的にどういう思考プロセスを経て行なわれるのかを「フェルミ推定」を例にして解説されています。
フェルミ推定はあくまで具体例です。
問題解決能力の一部分である問題を正確に捉えるには、この地頭力を鍛える必要があります。
コンサルタントになるための必要最低限の3冊
コンサルタントとして求められる必要最低限の知識を得ることができる3冊を厳選しました。
私が外資系コンサルティングファームへ転職した時には、この3冊を読んで転職を成功させました。
転職するために必要な書類(職務経歴書など)や面接対策の最も基本となる知識です。
転職を検討されている方は、ぜひ読んでみてください。
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。