コンサルへの転職

【第二新卒】外資コンサルを受けるために重要なことは実績を定量的に示すこと

第二新卒(大学、大学院を卒業してから5年以内ぐらいの人)として、転職を考える人も多いと思います。

外資系のコンサルティングファームでも第二新卒での採用があります。

厳密には、中途採用の一貫として採用活動が行われていますが、年齢によって採用の観点が違うのは明白です。

第二新卒で外資系コンサルティングファームに入社するためのポイントは以下です。

  • 新卒で入社した会社での実績(定量的なもの)
  • 実績を作る際に、どのように考え、行動したのか
  • まだまだポテンシャルを重視する
  • BIG4を狙う

第二新卒と呼ばれるうち(30歳になる前までぐらい)は、まだそこまで実績は重要視されません。

どのような実績でも良いので、一人の社会人として、その実績を作るためにどのように考えて、どのように行動したのかを、語れるようにしておくことが重要です。

新卒で入社会社での実績をアピール

新卒で入社した当初は、先輩社員からの指示で仕事をすることがほとんどだと思います。

しかし、3年目あたりぐらいから、自分自身の領域を与えられ、そこでのミッションがあると思います。

自分の役割と目標(定量的なもの)が与えられ、その目標を達成する環境が与えられます。
その目標を定量的に、捉えることが重要です。

営業職だと、売上目標などの具体的な数値が与えらえるので、定量的に捉えやすいです。
目標を定量化するときには、以下の観点で考えると数字を出しやすいです。

  • 期間 (3か月で完了するタスクを2か月で完了させた)
  • 人数 (5人のチームをマネジメントした)
  • 金額 (3憶円の案件を受注した)

さらにこれらの数字を、大きく変化させることで実績をアピールしやくすくなります。

  • 売上目標は3憶円だったが、4憶円の売上を達成した etc.

その実績を作るために何をしたのか

次は、アピールした点について、どのように工夫したのかを理解しておく必要があります。
自分がその実績を出す(目標を超えた成果を出す)ために、何をしたのかを書き出します。
本来であれば、3か月かかるタスクを2か月で完了させ、1か月納期を短縮した実績をアピールするのであれば、以下の観点で考えると良いです。

  • その1か月はどのような方法で短縮できたのか。
  • どのように考えて、その方法にたどり着いたのか。
  • それは、自分自身でなければ達成できなかったのか。

これを語ることで、自分自身がどのように仕事を進めていく人なのかを伝えることができます。
採用する側からすると、ここを一番重視します。
なぜなら、アピールされた点が再現性が高く、その会社に入っても同様のパフォーマンスを出してくれるかどうかを判断しやすいポイントだからです。
この人がどんな考えで仕事に取り組み、工夫し、目標を超えたパフォーマンスを出すのかを見ています。

中途採用ほどのスキルがなくても良い

第二新卒と中途採用の違いは、スキルや経験値が違います。
中途採用は30歳以上がメインで、前職で身に付けた実績やスキルがそのままその会社で活かせるかを見ています。
第二新卒の場合は、社会人3年目~5年目程度ですので、実績やスキルよりかは、仕事に対する考え方、取り組み方を重視します。
いわゆるポテンシャル採用です。
もちろん、実績があった方が良いに越したことはありませんが、営業経験5年の人と、10年の人とでは持っている実績や、経験も比較になりません。
だから、採用側も重視する観点が違ってくるわけです。

おすすめの転職先はBIG4

第二新卒で外資系コンサルティングファームに入社しようとする場合は、総合系コンサルティングファームのBig4がおすすめです。
外資系のコンサルティングファームにも様々な業種がありますが、業界的な面でも、機能的な面でも網羅性の高い総合系コンサルティングファームが、前職の実績をアピールしやすくなります。
以下の記事も参考になると思いますので、良かったら読んでみてください。

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総合系コンサルティングファームの場合は、ほぼ全ての業界(製造、小売、インフラ、広告など)に対して、対応する組織を持っています。
そのため、自分が今所属している会社の業界に関係する組織があります。
少なくとも自分がいる業界については、他の人よりも多少は詳しいと思いますので、その業界に関するコンサルティングができるという点でもアピールできます。
また、もう一つの観点は業種です。
業種は、営業、SE、PM、商品企画、マーケティング、財務などのことを言います。
コンサルティングファームでは、これらのことを機能的な組織と行って、この機能に関するコンサルティングも行っています。
ですので、自分がSEだった場合、システムの要件定義や設計に関わるコンサルティングができるとアピールすることができます。
Big4(デロイト、PwC、KPMG、EY)は、この業界と機能(業種)に関して、網羅的にサービスを提供しているので、自分のこれまでやってきた実績が、アピールできる点が必ず出てきます。
だから、第二新卒で外資系のコンサルティングファーム場合は、Big4を目指してみるのがおすすめです。

転職エージェントに依頼するのがおすすめ

では、どうやって応募するのかというと、一番簡単でおすすめなのが、転職エージェントに依頼することです。
転職エージェントが提供するサービスは、無料でサービスを受けることができるため、利用しない手はありません。
利用者側には、一切お金はかかりません。(企業側がエージェントに紹介料を支払うビジネスモデルのため。)
私も利用したことのある転職サービスについて、まとめた記事があるので、そちらも参考にしてみてください。

【実体験】外資コンサルが利用した転職サービス3選+裏ワザこの記事を読まれている方は、以下のような方が多いのではないでしょうか。 実際、外資コンサルになれると間違い...

 

第二新卒は、ポテンシャル重視

これまで書いてきたように、第二新卒はポテンシャルが重視されます。
また、ポテンシャルを見て採用してくれるのは、この年代が最後になります。
ですので、業界、業種を変えたい場合は、この年代のうちにチャレンジした方が転職しやすいです。

  • 前職での実績
  • 実績を出すために自分が工夫したこと
  • その工夫の仕方が、自分ならではだとなお良し

第二新卒で転職を検討されている方は、上記のポイントで自分の実績を棚卸ししてみてください。

以上となります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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