外資コンサルは書類審査や事前のウェブテストで落とされる場合も多いですが、せっかく面接まで進んだのであれば、ぜひとも内定を勝ち取って、外資コンサルライフを送って頂きたいと思って、この記事を書いています。
ググってみても一般的な質問やテンプレ回答しか見つからないと思うので、ここでは僕が実際に面接までに準備した内容と、実際に聞かれた質問と回答をお教えします。
面接は面接官との対話ですので、質問の回答をそのまま覚えたりするのではなく、自分の回答を作成する上での観点として参考にしていただけると嬉しいです。
僕の場合は、シニアマネージャークラスの方、パートナー(役員)クラスの2回の面接を終えて、内定となりました。
(これらに加えて、人事部との面接もありますが、こちらは合否には関係なく、年俸やその他の内定状況等を伝えて、自身の待遇を交渉する場となり、本記事の趣旨とずれるため割愛します。)
僕の場合は、コンサルタントになる前は法人営業をやっていて、それを職務経歴書に書いていたので、その前提で質問されています。
ご自身の立場に置き換えて、面接の準備をしてみてください。
1次面接(シニアマネージャークラスの方との面接)
自己紹介
本日担当します○○です。どうぞよろしくお願いします。
早速ですが、にぃやんさんの自己紹介を1分~2分ぐらいでお願いします。
はい。にぃやんと申します。
○○株式会社で大手製造業向けの法人営業をしています。
その中で現在はアパレルメーカー1社に対して専属で営業しています。
いわゆるアカウント営業というスタイルでお客様の対応をしています。
私を含め、3名の営業担当者がチームで、このお客様を対応しており、主にクラウドサービスと拠点間をつなぐネットーワークをサービス提供しています。
その中で私はネットワークサービスの商材をメインに営業しています。
私自身の売上目標は年間5億円であり、4年連続達成しています。
ここでは、その後の面接の質問の「振り」をちりばめておくことが重要です。
私を含め、3名の営業担当者がチームで
これは僕が個人ではなくチームで働いていることを伝えることで、僕がチームの中でどのような役割を果たしているか、どのような価値を提供できる人物かをアピールするための「振り」です。
コンサルは1人で仕事をすることはなく、必ず複数人でプロジェクトを進めるため、集団の中でどのような価値を提供できる人なのかアピールできるとポジティブな印象を与えることができます。
売上目標は年間5億円であり、4年連続達成しています。
これは今のポジションでどれだけの実績を上げているかを伝えています。
この「振り」を入れておくことで、この実績を深堀りする質問が必ず来ます。
- 目標を達成でする中で苦労したことは?
- それをどのように乗り越えて目標を達成したか?
- それを乗り越えるときに活かされた自身の強みは?
このあたりはほぼ必ず聞かれるポイントですので、準備しておいてください。
現職とコンサルの比較
今は法人営業をされているとのことですが、法人営業とコンサルの違いは何だと思いますか?
営業は、自社製品を売り込むためのコンサルティングです。
コンサルタントはあくまで中立的な立場で顧客の真のニーズにあった製品、課題に合ったソリューションを提案することができると考えています。
明らかに自社製品よりも、そのお客様に合っているのは他社製品であると分かっているにも関わらず、自社製品を勧めるロジックを組み立て、誘導することに疑問に感じています。
コンサルタントはベンダーの立場ではなく、真にお客様の立場になって、サービスやソリューションを選択することができると考えています。
ここでは法人営業を今のご自身の職種に置き換えて考えてください。
また、ここでは答えるポイントが実は2つあります。
- 現職とコンサルタントの違いは何か。
- なぜ転職を考えているか、そしてその理由が、コンサルタントになることと紐づいているか。
この2点を踏まえて回答していることが重要です。
1は単純に質問に答える形で良いですが、重要なのは2です。
1で”違い”を答えつつ、その”違い”が自分が今転職を考えている理由の根拠になっている必要があります。
転職を考えているということは、現状に何かしらの不満や、変えたいと思っている点があるということですよね。
そして、その不満を解決したり、変えたいと思っているものを実現するための方法として転職を選択し、なおかつコンサルタントという職種を選択しているわけですよね。
なので、現職とコンサルタントの違いを述べつつ、現職で実現できていないことを挙げて、それがコンサルタントになることで実現できることを論理的に述べることが必要です。
そのコンサルティングファームでなければならない理由
はい、理由としては3つあります。
1つめは、会計監査、税務、法務、人事、ITなどのクライアントの経営支援可能な機能を幅広く、保有しているところです。
2つめは、世界中に多くの拠点があり、グローバルでも連携ができるところです。
3つめは、人です。特にテクノロジーグループにはコンサルタント出身者とエンジニア出身者がバランス良くいらっしゃると聞いています。さらにエンジニアの中でもシステム、アプリケーション寄りの方だけでなく、ネットワークレイヤのエンジニアの方もいらっしゃると聞きました。この大きく3つのバックグランドを持った集団だからこそ、他では提供できない価値を生み出すことができると考えています。その中に自分自身が身を置くことで、私の強みを活かしながら、専門性の高い方々とコラボレーションすることで、今の立場ではできなかった提案ができると確信しています。また、ともに働く方々の専門性を学び、成長していきたいと考えています。それに加え、公私ともに仲の良い友人が貴社で活躍し、楽しそうに働いているのも非常に魅力的です。
ここでは具体的に面接を受けているコンサルティングファームの特徴を交えながら、自分がコンサルタントとして実現したいことを語る必要があります。
当然ですが、面接を受ける前に他のコンサルティングファームとの違いを頭に入れておく惟必要があります。
ググって出てくる内容はもちろん、事前に中の人を紹介してもらって、自分が志望している部署の人の特徴などを聞いておくと非常に説得力が増します。
結構、会社自体の特徴だけだと他社と差別化できなくなるので、会社自体の特徴は、ホームページに書いてあったり、転職エージェントからの情報を基に少し触れる程度にしておいて、その会社の中の”人”にフォーカスを当てると差別化しやすくなります。
コンサルティングファームは人が商材でもあるので、実際に現役で働いている人から話を聞いて、面接の準備をするのは非常に有効です。
僕の場合は、知り合いから紹介してもらったということもあったので、自分が受ける予定の部署の特徴、どんな人が多いか、どんな働き方をしているかなどを事前に聞いておいて、それを面接の場で話しました。
話の具体性と志望度合いは比例するので、どれだけ具体的に話せるかが重要です。
逆質問
何を大切にして日々お仕事をされているか教えてください。
もし内定を頂けた場合、配属される部署の一日がどのようなものか、教えてください。
面接では必ず最後にされる質問がこの「逆質問」ですね。
ここでいや、特に何もありませんという言って帰るのはあまり良くないと一般的に言われています。
僕もこの逆質問では、別に聞きたくなくても(笑)、何か質問した方が良いと考えています。
面接官の方の役職(タイトル)に合わせた質問が良いです。
今回はシニアマネージャーで、現場の責任者であるので、それを踏まえた質問をしています。
面接官の方が何を大切にして、日々クライアントと向き合っているのか、その人の価値観に触れるような質問をすることで、先ほどのコンサルティングファームの中の人の特徴と紐づけることもできます。
また、実際に自分がコンサルタントとして働くイメージを持つために、現場で働いているコンサルタントの方のスケジュールを聞いてみるのも良いと思います。
まとめ
今回は実際の質問内容からまとめてみましたが、最後にどのような観点で準備をしておくと上記の質問内容に答えられるのかを一覧にしておきます。
- 自己紹介
- 今の職種の概要
- 今の職種での実績
- 実績を上げるために苦労したこと
- 苦労をどのように乗り越えたか
- その際に発揮された自身の強み
- なぜコンサルタントを志望するのか(今の職種とコンサルタントの違いの観点から)
- なぜそのコンサルティングファームなのか
- 逆質問(現場担当者向け、役員向け、人事部向け)
上記の内容を事前に準備しておけば、基本的な質問はカバーできます。
これから外資コンサルを目指すという方は参考になさってください。
TwitterからDMを頂ければ個別のご質問にもお答えしますよ。


