コンサル全般

外資コンサルの中でも有名な外資系コンサルティングファームとは?

外資系コンサルティングファームと言っても、規模の大きなところから、小さなところまで様々です。
やはり、規模の大きく、有名なファームでは、それを比例し、クライアントの規模も大きくなります。
働くのではあれば、有名なファームで働きたいという方も多いのではないでしょうか。

名前は聞いたことがあっても、何をしているのかが分からない…
という場合も多いと思いますので、有名なファームと、業務内容も紐づけながら簡単に紹介したいと思います。

カテゴリ 有名ファーム
戦略系 マッキンゼー、ボストンコンサルティンググループ、ベイン
総合系 デロイトトーマツ、PwC、KPMG、EY、アクセンチュア
IT系 ガートナー、フューチャーアーキテクト
その他(財務、人事等) その他多くのファーム

上記のファームが比較的、有名と言われているファームです。
聞いたことがあっても、カテゴリ分けをしてみると、「ここと一緒なのか!」というがあると思います。

戦略系コンサルティングファームではMBB

マッキンゼー、ボストンコンサルティング、ベインの頭文字をとって、MBBと呼ばれることも多いです。
入社すること自体が非常に難しいとされている戦略系コンサルティングファームの中でも最高峰にレベルの高いビジネスマンが集まるのがこの3つのファームであると言われています。

マッキンゼー・アンド・カンパニー

戦略系コンサルティングファームの中で世界No.1と言われるファームです。
シカゴ大学経営学部教授のジェームズ・O・マッキンゼー氏によって設立されました。
世界60カ国に約1万人の社員がいます。
外資コンサルを目指す人なら、一度は憧れをもつ世界最高峰の頭脳を持った集団です。

ボストン・コンサルティング・グループ

戦略系コンサルティングファームで世界No.2と言われるファームです。
戦略系コンサルティングファームに位置付けられているいますが、最近では総合系の一面を見せており、事業戦略の策定だけでなく、実行支援も含めたサービスを提供し始めています。

ベイン・アンド・カンパニー

ベイン・アンド・カンパニーは、マッキンゼー、ボストンコンサルティングとは、異質で、徹底的な結果主義(True North)へのこだわりが強いコンサルティングファームです。
方位磁石でのN(北)は本当の北ではなく、真上から少しずれています。
(地球の軸が斜めになっているため)
その事象を例えに使い、本当にクライアントが向かうべき方向(True North)へ、連れていくという意味が込められています。
会社のロゴマークにも使われています。

総合系コンサルティングファームではBig4+1

企業・事業戦略立案といった戦略系コンサルティングファームの領域から、IT戦略立案からシステム化における構想策定も行います。
また、財務やその他の業務プロセス全体における最適化など、クライアントのビジネスを進める上で総合的なコンサルティングサービスを手掛けているファームです。
監査法人としてサービスを提供していたファームが事業領域を広げて、総合的にコンサルティングサービスを提供するようになった経緯もあって、外資系コンサルティングファームの中では、監査法人系のBig4とIT系に強いアクセンチュアの5ファームが有名です。

Big4については、こちらにもまとめています。

外資系コンサルティングファームのbig4って何のこと?4大外資コンサルを紹介外資系コンサルティングファームへの就職を検討していると必ず出くわす言葉があります。 それが「Big4」という言葉です。 このBig4...

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社

デロイトトーマツコンサルティングは、グローバルで全世界150以上の国と地域に展開し、約20万人の社員を有するグローバルなコンサルティングファームです。
有限責任監査法人トーマツもデロイトグループの一員であり、会計監査と業務コンサルティングを掛け合わせた強みを持っています。

PwCコンサルティング合同会社

PwC Japanの事業は大きく3つに分かれています。

  • 監査及びアシュアランス
  • コンサルティング
  • ディールアドバイザリー

その中でもPwCコンサルティングは、上記のコンサルティングサービスを提供するファームでです。
こちらも全世界に150か国以上の口と地域に拠点を展開しており、22万人以上の社員がいます。
このグローバルなPwCのネットワークを使いながら、サービスを提供しています。

KPMGコンサルティング株式会社

KKPMGコンサルティングでは、3つの分野を得意としています。

  • ビジネストランスフォーメーション(事業変革)
  • テクノロジートランスフォーメーション
  • リスク&コンプライアンス

3分野を強みとするコンサルタントがそろっています。
また、2014年に2つの会社が統合して設立した会社で、比較的新しいファームです。
従業員数も800名弱と少なく、ベンチャー気質を重要視した、風土となっています。

EY アドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社

EYは主に4つのサービス内容を提供しています。

  • Assurance(監査)
  • Advisory(アドバイザリー)
  • Tax(税務)
  • TAS(トランザクション)

また、最近では、ロボティクス技術(RPA)の導入によって、クライアントの業務を効率化を目指す案件に力を入れており、その分野では、他のBig4と比較しても群を抜いています。

アクセンチュア株式会社

アクセンチュアは、戦略策定からIT施策の展開、システムの開発までを1社で提供できるサービスを持っているファームです。
最近では開発だけでなく、保守などの運用のアウトソーシングも受けおって、事業規模を拡大させています。

IT系コンサルティングファーム

大手のIT系コンサルティングファームでは、企業/事業戦略立案から、それらの実行を支援したり、システム構築や、一部業務のアウトソーシング(外注)も引き受けています。
ITに関しては、特定のITベンダーに紐づかず、独立性を担保しているため中立的なコンサルティングサービスを提供することができます。

その他特化系コンサルティングファーム

銀行系のシンクタンクと呼ばれるリサーチをメインにしているファームや、人事、組織に特化したコンサルティングサービスを提供しているファームなどがあり、それぞれで有名なファームがあります。
しかし、特化系のコンサルティングファームは、その分野自体が有名ではないので、ファーム自体もあまり名前を聞かないところも多いです。
知る人ぞ知るという感じのファームが多い印象です。

各分野における有名なファームがある

一口に「有名なファーム」と言っても、各分野で有名なファームは異なっています。
いきなり会社名から入るのではなく、自分が興味のある分野を調べてから、その分野で有名なファームを受けてみるのも良いと思います。

カテゴリ 内容 会社名
戦略系 企業のトップの会社の方向性を検討する マッキンゼー、BCG等
総合系 決まった方向に向かう方法を検討する デロイト、PwC等
IT系 効率的な方法を検討する ガートナー等

私が外資系コンサルティングファームに転職する際に使ったサービスについても紹介していますので、興味のある方はこちらも見てもらえると理解が深まると思います。

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以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。