外資系コンサルティングファームへの就職を検討していると必ず出くわす言葉があります。
それが「Big4」という言葉です。
このBig4というのは、数あるコンサルティングファームの中でも会計監査法人から、規模を大きくした4つのファームのことを指します。
- デロイトトーマツコンサルティング
- PwCコンサルティング
- KPMGコンサルティング
- EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング
これらの4つのファームをコンサルBig4と呼んでいます。
これらの4つのファームはいわゆる「総合系コンサルティングファーム」に分類されます。
企業の戦略策定から、業務の効率化、IT戦略、財務戦略などなど総合的なコンサルティングサービスを提供しています。
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そもそも総合系ってなに？
総合という言葉の通り、上流から多くのテーマについて、コンサルティングサービスを提供しているファームのことを指します。
戦略策定から情報システムの構築、運用までのを担います。
企業の戦略課題から業務課題について、課題解決を行い、実際に解決に向けた実行支援までもサービスとして提供します。
コンサルティングサービスは、ファームからクライアントに課題に関する検討結果を提示して終わりではなく、実際に課題が解決されるまでの実行支援も含めているのが、総合系コンサルティングファームの大きな特徴です。
簡単な例を出すと、家を建てるかどうかを決めるのが戦略系コンサルティングファーム、家の建て方を決めるのが総合系コンサルティングファームです。
デロイトトーマツコンサルティング
デロイトトーマツコンサルティングは、グローバルで全世界150以上の国と地域に展開し、約20万人の社員を有するグローバルなコンサルティングファームです。
有限責任監査法人トーマツもデロイトグループの一員であり、会計監査と業務コンサルティングを掛け合わせた強みを持っています。
PwCコンサルティング
PwC Japanの事業は大きく3つに分かれています。
- 監査及びアシュアランス
- コンサルティング
- ディールアドバイザリー
その中でもPwCコンサルティングは、上記のコンサルティングサービスを提供するファームでです。
こちらも全世界に150か国以上の口と地域に拠点を展開しており、22万人以上の社員がいます。
このグローバルなPwCのネットワークを使いながら、サービスを提供しています。
KPMGコンサルティング
KPMGコンサルティングでは、3つの分野を得意としています。
- ビジネストランスフォーメーション（事業変革）
- テクノロジートランスフォーメーション
- リスク＆コンプライアンス
3分野を強みとするコンサルタントがそろっています。
また、2014年に2つの会社が統合して設立した会社で、比較的新しいファームです。
従業員数も800名弱と少なく、ベンチャー気質を重要視した、風土となっています。
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング
EYは主に4つのサービス内容を提供しています。
- Assurance(監査)
- Advisory(アドバイザリー)
- Tax(税務)
- TAS(トランザクション)
また、最近では、ロボティクス技術(RPA)の導入によって、クライアントの業務を効率化を目指す案件に力を入れており、その分野では、他のBig4と比較しても群を抜いています。
規模や年収レンジ、強みが微妙に違う
Big4といえど、ぞれぞれ特徴があり、年収レンジも異なってきます。
規模も大きく、年収も高いのは、デロイトトーマツがBig4の中では1位となります。
デロイトトーマツは、外資系コンサルティングファームと言いつつ、かなり日本企業の特徴も持ち合わせており、Up or Outの考え方はなく、基本的にはコンサルタントを育てていく方針です。
それが分かるように、新入社員や第二新卒で入社した人は人材プールと呼ばれるところに入ることで、業界やソリューションを横断的に経験することで、自分に合った専門性を身に付けることが可能となっています。
第2位はPwCコンサルティングです。
PwCはデロイトに比べると年収レンジが少しだけ下がります。
PwCの特徴はグローバルでのネットワークと、各ソリューションの横のつながりが密接であり、各々のスペシャリストがチームを組み、クライアントの抱える課題をワンストップで解決できるところです。
また、テクノロジーコンサルティング部門が非常に大きく、各業界側のコンサルタントと連携し、デジタル化、サイバーセキュリティ等の課題についても対応がすることができます。
Big4を目指すなら、この2社をまずは狙いましょう。
もし転職を考えている場合は、以下の記事も参考になります。
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
