コンサルへの転職

【要注意】外資コンサルが転職をするときに失敗しないための3つの注意点

この記事では、現在外資系のコンサルティングファームで勤務している方向けに書いています。
外資コンサルへの転職を考えられている方はこちらを参考にしてみてください。

私も転職活動をしていたので、その際に気をつけた点を紹介します。
外資コンサルが転職するときには、以下の点に注意が必要です。

  • めざす年収レンジを明確にする
  • コンサルとしてのキャリアを見直す
  • 相談する転職エージェントを厳選する

コンサルタントへの転職に成功されている方なので、次のキャリアも大事にしていきたいところです。

それでは詳しく見ていきましょう。

転職でめざす年収の範囲を決めておくことが大事

転職をする際に必ず考えるのが年収です。

コンサルタントからの転職では、場合によっては年収が下がることがあります。
コンサルタントの年収は、他の職種に比べ高額であるため、事業会社に転職する場合は、年収が下がってしまうケースも見受けられます。

しかし、コンサルタントからの転職では、一概に年収を上げることだけを目的に転職をしていない人も一定数します。

コンサルタントは、非常にハードワークであるため、比較的残業の少ない業界に移ったり、業務時間が安定している業界に移ったりと、年収よりも優先する事項がある人にとっては、少しばかり年収が下がっても問題ないと考える人もいます。

最も重要なのは、今回の転職で自分が「何」を取りに行くか、を明確にすることです。
そこを決めることで、必然的に自分が今回の転職で目指す年収レンジが決まってきます。

年収を上げるのであれば、現状の今の年収から何割アップを目指すのか。
また、それだけのスキルが自分にあるのか、などを考えていく必要があります。

仕事以外の時間を作りたい場合は、年収を据え置き、もしくは下げても許容できる割合を考える必要があります。

ここを明確にしておかないと、転職エージェントに対してこちらの要望を具体的に伝えることができません。

「お金」の部分は言いづらいことがありますが、ここを明確に伝えることで、エージェント側もそれに合った求人を持ってきてくれます。

「お金」というのは、自分にとっても、エージェントにとっても、会社にとっても非常に分かりやすい指標なのです。

コンサルタントとしてのキャリアを改めて考える

転職を検討するときには、次はどこの会社でやっていこうかな?という考えにいきがちです。

改めてコンサルタントとして、この先やっていくとしたらどうするか?も合わせて考えておくことをおすすめします。

「コンサルタント」という職業を、自分のキャリアで一度経験した人は、ビジネススキルは非常に高いものになります。
(これはコンサルタントである程度の評価を受けている場合)

また、コンサルタントとしてのキャリアを積むと、セールスも経験できますし、専門分野を持つことで、セミナーで登壇することもできます。
雑誌へ記事の寄稿をする機会もあります。

有名なコンサルティングファームで、5~6年のキャリアを積むことは、ビジネスマンとしての基礎体力と専門性を鍛え上げるためには十分すぎるほどです。

6年ほどコンサルにいると、順調にいけば2タイトルは昇進しているでしょう。
早い人は3タイトル昇進している人もいます。

コンサルタントとしてのキャリアの出口を改めて考えなおすことで、転職活動の目的をより明確にすることができます。

相談する転職エージェントを厳選することが大事

コンサルタントになっている時点で、多くの人が転職エージェントの利用経験があると思います。

転職エージェントにも、業界によって得意・不得意があります。

コンサルタントになるときに利用したエージェントと、コンサルタントから次のキャリアへ行くときのエージェントは、「質」を変えた方が良いです。

「質」というのは、外資系のコンサルタントを相手にできるようなエージェントを選ぶということです。

転職エージェントも非常に数が多く、自身が転職を経験していない方や、コンサルティング業界に全く精通していない方、自分よりも社会人経験が少ない方など様々です。

正直、自分よりも経験年数が少なかったり、企業とのリレーションが構築できていなさそうなエージェントと転職活動を進めても、自分の思い描く結果にはつながりません。

また、転職エージェントの会社自体にも特色があり、ハイエンドの求人を扱っているところと話をすることをおすすめします。

外資系のコンサルティングファームに入って、あまり名前が知られていない中小企業などに行く人はいないと思いますので、そういう意味でも「ハイエンドの求人」=「有名企業の求人」を取り扱っているエージェント会社と会話をすることをおすすめします。

おすすめのハイエンド向け転職エージェント

今回、私も転職を活動として非常に対応が良かった転職エージェントをご紹介します。

最終的に内定を取れたところ以外にも、初回の面談の対応や求人情報の提供数、扱っている求人の傾向なども鑑みて、総合的におすすめするエージェントを選びました。

リクルートエージェント

ハイエンド型求人数 ★★★★☆
レスの早さ ★★★★★
相談力 ★★★★★
サポート体制 ★★★★★

公式サイト:https://www.r-agent.com/

最も有名と言っても過言ではない転職エージェントサービスです。

取り扱っている求人も非常に豊富で、もちろんハイエンド向けの求人もあります。
登録する際に、現状の年収や企業名を入れることで、ハイエンド向けの求人を扱っているエージェントが担当してくれやすくなります。

リクルート側にとっても、コンサルタントの転職候補者は、高年収で転職が決まる可能性が高いため、能力の高いエージェントを担当として付けてくれる可能性が高いです。

私を担当してくれた担当者も15年以上の経験を持つベテランでした。
初回の面談も非常に細やかな対応でした。
こちらの要望やキャリアプラン、家庭状況まで詳しくヒアリング頂いた上で、複数のキャリアプランに沿った求人を提案してくれました。

公式サイトはこちら

ランスタッド(randstad)

ハイエンド型求人数 ★★★★★
レスの早さ ★★★☆☆
相談力 ★★★☆☆
サポート体制 ★★★☆☆

公式サイト:https://www.randstad.co.jp/

ハイエンドの求人しか取り扱っていない転職エージェントです。
公式サイトを見て頂ければわかると思いますが、取り扱い求人が、日本の有名企業や外資系企業ばかりです。
年収800万~1000万以上の転職を目指す人は、登録しておいて損はしません。

ただ転職エージェントのサポートは、他と比べると薄いと感じざるを得ません。

ある程度、転職活動に慣れていて、あまり転職エージェントに依存せず、年収の高い求人情報を求めて登録するには有効です。

転職エージェントに依存しないというのは、自分である程度、面接対策や企業研究などができるという意味です。
他の大手の転職エージェントは、面接対策などのサポートもしてくれるところが多いので、そこと比較すると少し物足りなさを感じるかもしれません。

高年収の求人情報は手に入りますので、他のエージェントと併用する場合も、登録自体はしておくことをおすすめします。

公式サイトはこちら

パソナキャリア

ハイエンド型求人数 ★★★☆☆
レスの早さ ★★★★★
相談力 ★★★★☆
サポート体制 ★★★★★

公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/

サービスの質は非常に高いです。
エージェントの方々は非常に丁寧な対応をしてくれますし、職務経歴書のレビューや面接対策といったサポートも充実しています。

求人情報の母数が、他のエージェントと比較して少ないので、結果的に元々母数の少ないハイエンド向けの求人の取り扱い数も少なくなります。

自身の職務経歴書(レジュメ)や面接対策を改めて、プロの目で確認してもらいたい場合は、非常に有効です。

もちろん、ハイエンド向けの求人も取り扱っているので、他のエージェントとの併用もおすすめです。

他と比較するとパソナキャリアのエージェントの丁寧さが際立ってしまうかもしれません。

公式サイトはこちら

注意点を忘れずに失敗のない転職活動を!

最後に改めて、コンサルタントが転職活動をする際の3つの注意点をおさらいしておきます。

3つの注意点
  • めざす年収レンジを明確にする
  • コンサルとしてのキャリアを見直す
  • 相談する転職エージェントを厳選する

コンサルタントで働いている我々は、現時点では非常に良いキャリアを歩んでいると思います。

コンサルタントから次の転職は、かなり重要な転換点です。

ここで失敗するともったいないので、今回ご紹介した3つの注意点を意識しながら、転職活動をすることをおすすめします。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。