外資系のコンサルティングファームの初任給は、約500万円(480万円~570万円)です。
あれ?意外と高くない?と思うはずです。
年収が高く、高給取りだと言われる外資系のコンサルティングファーム。
確かに30歳前半でマネージャー職になる人たちも多く、年収1000万円以上となります。
初任給に関しては、意外と他の大手事業会社と変わらない印象です。
もしかしたら、新入社員に対して、500万円以上の年収を提示する会社もありそうです。
戦略系と総合系の初任給
戦略系と総合系では、もらえる初任給も異なってきます。
マッキンゼーやボストンコンサルティンググループなどの戦略系コンサルの方が、総合系コンサルよりも高い初任給をもらっています。
まぁ、当然と言えば、当然です。
戦略系 | 550万円~600万円 |
総合系 | 480万円~570万円 |
戦略コンサルタントになると、事業会社の新入社員に比べるとさすがに高いですが、ほとんどの場合、総合系のコンサルタントになるので、一般的には、あまり変わらないと言えそうです。

タイトル(役職)ごとの昇給の仕方
実際に事業会社と変わってくるのは、役職が上がったとの昇給額です。
総合系のBig4のうちの1ファームを例にとって、年収の上がり方を見てみましょう。
(年収はボーナスを含みますので、評価次第で100万~200万はブレると考えてください。)
役職 | 勤務年数 | 年収 |
アナリスト、コンサルタント | 1年~5年 | 500万円~800万円 |
シニアコンサルタント | 3年~8年 | 700万円~1000万円 |
マネージャー | 5年~10年 | 1000万円~1300万円 |
シニアマネージャー | 10年~ | 1300万円~1700万円 |
ディレクター | 実力次第 | 1500万円~2000万円 |
パートナー | 実力次第 | 2000万円~数億円 |
このように、マネージャー以上になると、1000万円以上になるように設計されています。
事業会社では、おそらく10年経っても、まだ若手もしくは中堅社員の入り口として扱われます。
大手事業会社と比較してみた
私の前職の大手企業の給与体系と比較してみました。
勤務年数 | 外資コンサルの年収 | 某大手企業の年収 |
1年~5年 | 500万円~800万円 | 450万円~550万円 |
3年~8年 | 700万円~1000万円 | 500万円~600万円 |
5年~10年 | 1000万円~1300万円 | 550万円~700万円 |
10年~ | 1300万円~1700万円 | 700万円~900万円 |
事業会社では、15年目ぐらいで、順調に昇格できれば課長職などに就くことができます。
そこで、大手企業は1000万円を超えてきます。
事業会社で2、3年働いてから転職するのがおすすめ
30代前半で1000万円以上の年収を得ようと思うと、30代前半で1000万円以上の年収が狙える会社に所属している必要があります。
早めに外資コンサルの給与体系に乗ることが大事
事業会社に10年いても、給与体系が30代前半では、700万円~900万円までしかいきません。
事業会社で2、3年働いてから、外資コンサルの給与体系に移動するのがおすすめです。
事業会社で5年働くと、外資コンサルに転職しても一番下のタイトルからスタートなので、そこからマネージャーまでの道のりは長く、33歳~35歳で1000万円になります。
事業会社で2、3年働いてから転職すると、一番下のタイトルからスタートしても、31歳ぐらいまでに順調にいくとマネージャーになれます。
外資コンサルは、新卒採用で入るよりも中途採用の方が入りやすいので、事業会社で新入社員として働いてから転職して、早めに外資コンサルの給与体系に乗るのがおすすめです。
以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

